春日井駅発着の貨物列車(ワム380000引退前後)

春日井駅からは王子製紙への専用線と愛知電機の変圧器の積み下ろしを行う側線が伸びている。王子製紙の専用線では日曜日以外毎日使用されており、愛知電機の側線への貨車の出し入れも王子製紙のスイッチャーが使用される。


王子製紙専用線

工場の鉄道門が開く様子

10時50分ごろ、工場の鉄道門が開かれる。まず春日井駅構内に留置されている空荷の貨車を工場内に移動する。以下2009年8月31日撮影。

春日井駅へ向かうスイッチャー

スイッチャーが春日井駅へ向かう。春日井駅までは少し距離がある。左のほうに見える空地は愛知電機の積み下ろし施設。

ワム380000型貨車をけん引するスイッチャー

貨車をけん引するスイッチャー。両数が多いときは有蓋車とコンテナ車で分けてけん引していた。

工場内へ入っていくスイッチャー

スイッチャーが貨車を工場内へ移動する様子。以下2011年10月31日撮影。

工場内で入れ換え中の様子

工場内の機回し線から貨物の積み出しを行う側線へ入線するには有効長が足りないため、踏切上まで引き出してから側線へ移動する。

構外での入れ替えを終えたスイッチャー
工場の鉄道門を閉めている様子

11時10分ごろ、工場側による構外での作業は終了する。引き続き敷地内での貨車の入れ替え作業が続く。2009年8月31日撮影。

小型スイッチャー

大型のスイッチャーが故障や点検の時は、普段工場内での入れ替えに使用されている小型のスイッチャーが使用される。このスイッチャーはかつて新守山駅で使用されていた。2011年10月17日撮影。

入れ替え中のEF66 10号機
入れ替え中のEF66 10号機
入れ替え中のEF66 10号機

駅でも、工場から駅へ移動した貨車を列車として組成するため入れ替え作業が行われる。12時半にこの列車は新座へと出発する。2010年1月9日撮影。

入れ替え中のEF65 1089号機

この列車の機関車は固定ではなく、直流幹線用のさまざまな機関車が充当される。撮影日はEF65 1089号機が使用されていた。以下2011年10月7日撮影。

入れ替え中のEF65 1089号機

列車本数が多い中央本線名古屋近郊の貨物列車は、旅客列車の合間を縫って入れ替え作業が行われる。次の作業まで5分以上停車していることも。


撮影機材情報:Canon PowerShot SX210 IS(2011年10月以降)、Canon IXY DIGITAL 55


愛知電機変圧器輸送

変圧器の積み込風景

2012年2月2日、草生していた変圧器積み込線がきれいに整備され、大物車が来ていた。右に工場から積み込線まで変圧器を輸送した大型トレーラーが見える。

変圧器の積み込風景

作業員が登り養生と固定を行う。変圧器はその大きさのために貨車の一部のようにして運ばれる。

変圧器の積み込風景

春日井駅発着の大物貨物列車は、大半は多気駅常備のシキ800型が使用される。

待機するスイッチャー

愛知電機の変圧器輸送でも、独自のスイッチャーではなく王子製紙のスイッチャーが使用される。

留置されるシキ800型

翌日午後、春日井駅の発着線に移動させられていた。すでに編成が組まれている。

留置されるシキ800型

機関車も発車まで待機する。大物貨物列車は低速で走行するため、深夜の発着となる。それまでは発車可能な状態で駅の発着線で待機となる。

大物貨物列車に使用されるDD51 899号機

通常春日井駅発着の貨物列車は電気機関車が使用されているが、変圧器輸送の時はディーゼル機関車が使用される。今回はDD51 899号機が充当されていた。


撮影機材情報:Canon PowerShot SX210 IS