高松駅・高松築港駅

2012年9月3日の夕方の様子。

高松駅に停車中の121系

高松駅に停車中の121系。国鉄民営化前に製造された車両で。205系や209系に準じた車体で、アコモは国鉄の標準的な近郊型のものである。国鉄末期の逼迫した財政下、走り装置や床下機器の一部は101系などの廃車部品を利用して製造コストを下げている。

高松駅に停車中の113系

高松駅に停車中の113系。もとは東京口の113系。四国へ来た際に大幅な近代化改造を受けた。かつては原型に近い111系が配属されており、その置き換えのために入線。快速サンポートには上の121系とともに投入される。特筆すべき点は、121系などが接客設備等の点で瀬戸大橋を渡れないため、本四備讃線に優先的に充当されることだろう。

2000系と121系

2000系と121系。高松駅は連絡船が発着していた関係で、古くからの四国の玄関口となっている。連絡船はなくなったが、今もその名残で駅に隣接した埠頭から小豆島航路が頻発運航されていたり、関西からの航路が就航、そして岡山からの快速マリンライナーも乗り入れていて四国の玄関口という役割を担い続けている。その理由で、四国各地へ行く特急や普通列車が常に出入りしている。このため、海路か陸路で四国へ行った人ならまず高松駅へ訪れたという人は多いだろう。

高松駅に停車中の2000系特急いしづち

高松駅に停車中の2000系特急いしづち号。この気動車は山がちな四国の路線を高速で通過できるように鉄道総研と共同で開発された振り子式気動車である。JRでは初めて国鉄式ではない形式名が付与された(JR東日本なども一見E付形式など国鉄時代と異なった形式を使用しているように見えるが、クハ・モハなどの後に基本的に奇数をつけるという国鉄時代からの慣例に従っている)。

  高松駅に停車中の2000系特急いしづち

高松駅に停車中の2000系特急いしづち号。アンパンマン列車。高速道路やバス、航路、空路との競争が激しい四国では、アンパンマン列車などのコラボ列車や、トロッコ列車などが集客力向上のために国鉄時代から比較的多く運行されている。

高松駅に停車中の5000系

高松駅に停車中の5000系。快速マリンライナーは宇高連絡船の代替として設定された快速列車だ。かつては213系で運転されていたが、現在はJR西日本の223系とJR 四国の5000系の併結運転で運行されている。快速海峡や急行はまなすなど青函トンネルの代替列車と対照的に、こちらは四国と本州の通勤圏がつながったことによる通学輸送や通勤輸送が増加しており、今ではかなりの頻度で運転される通勤・通学列車となった。

高松築港駅に入線する1200形

高松築港駅に入線する1200形。京急700形を改造した車両。高松周辺への都市近郊路線となる琴電も高松駅にターミナルを持つ。この日は落雷のためダイヤが大幅に乱れており、乗客はバスの代替輸送に流れたのかまばらであった。

撮影機材情報:Canon PowerShot SX210 IS